婚活をしていると結婚後の将来について考えると思います。
その時に思い浮かべるのは、婚活で結婚する場合と恋愛結婚で結婚する場合と『離婚率』どう違うのか?ということ。
今回はいくつかのアンケート結果の内容を元に、離婚率についての分析とその理由が分かりましたので紹介していきます。
婚活で結婚と恋愛結婚の違いとは
そもそも婚活で結婚する場合と恋愛結婚は何が違うのか?
その違いはこちらです。
・婚活で結婚は、結婚することを前提とした上でお互いの条件を確認し合い、結婚生活が上手くいきそうな相手と会って交際し結婚します。
・恋愛結婚では、お互いが好きになってから交際を開始して、これからも一緒に暮らしていきたいと思い結婚します。
この2つを比べて分かるように、大きな違いは結婚について考えるタイミングの違いです。
婚活での結婚は相手に対して初めから結婚対象として考えています。
一方で恋愛結婚は、お付き合いの期間を重ねることで結婚について考え始めるのです。
確かに恋愛結婚の方が自然ですし、何よりも好きになった相手と結婚する流れの方が素敵に感じる人も多いと思います。
しかし、芸能人でも周りの知人でも離婚している人はいますよね?
好きな同士で結婚していたのにいつの間にか離婚してた、なんて事はよく聞く話だと思います。
では婚活で結婚した場合はどうなのか?
普通だと同じくらい離婚しているはずなんですが、不思議なことに婚活での結婚の方が離婚率が低くなっているのです。
ではなぜ離婚率の差があるのか説明していきます。
婚活で結婚と恋愛結婚の離婚率
日本での離婚率は?
では気になる離婚率に関してですが、結婚相談所のデータによりますと日本の離婚率は30%と言われています。
この数字は婚活で結婚した場合と恋愛結婚に関わらずで、30%というとおよそ3組に1組は離婚をしているという結果ですね。
婚活で結婚と恋愛結婚の離婚率の違いは?
婚活で結婚と恋愛結婚とでは離婚率に違いがあるのでしょうか?
同じく結婚相談所のデータですが
・婚活で結婚での離婚率は10%
・恋愛結婚での離婚率は40%
という結果が出ています。
このようにどういう流れで結婚をするかによって、離婚率が違うのですね。
恋愛結婚の多数の人は、『好きだから』という理由が大きく結婚に左右しています。
中には『子供が出来たらから』という理由もあると思いますが、好きでもないと結婚に発展しないのが恋愛結婚の特徴ともいえます。
一方で婚活で結婚する人は、『結婚相手として相応しいか』という理由が大きく結婚に左右してきます。
結婚生活を想像してみて、『無理かな』と思ったらお付き合いの段階で破綻しますし、『いけそうかも』と思ったら結婚すると分かりやすい事が特徴といえます。
既婚者が離婚を考える理由
参考サイト:マイナビニュース
男性の場合の理由
1位 食事を作らない(22%)
2位 自分の両親や親戚と不仲(21.3%)
3位 喧嘩が増えた(9.7%)
4位 働かない(7.7%)
5位 すぐに怒鳴る(6.7%)
男性の口コミ
1位 食事を作らない
・「家庭的な部分がなくなるといやになる」(25歳男性/金融・証券/専門職)
・「専業主婦なら専業主婦の仕事をしてほしい」(39歳男性/自動車関連/技術職)・「頭に来るから」(26歳男性/金属・鉄鋼・化学/営業職)
2位 自分の両親や親戚と不仲
・「思いやりが必要」(49歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「イライラしてくる」(48歳男性/運輸・倉庫/販売職・サービス系)
3位 喧嘩が増えた
・「我慢できないとしんどい」(51歳男性/自動車関連/事務系専門職)
・「くだらないことが多い」(38歳男性/医薬品・化粧品/営業職)
・「ものすごく冷たい感じが最近するから」(31歳男性/機械・精密機器/技術職)
4位 働かない
・「お金が無くなるから」(45歳男性/情報・IT/技術職)
・「正社員で働かずパートだけのくせに、偉そうに文句ばっかり言い、感謝の気持ちが全くない」(33歳男性/機械・精密機器/営業職)
5位 すぐに怒鳴る
・「家庭が安らげる場所に思えないから」(30歳男性/電機/技術職)
・「子供によく怒っていて見ていてもうっとうしい」(37歳男性/情報・IT/販売職・サービス系)
・「結婚失敗と感じる」(47歳男性/食品・飲料/営業職)
女性の場合の理由
1位 喧嘩が増えた(6.5%)
2位 すぐに怒鳴る(5.5%)
3位 家事を手伝ってくれないから(5.0%)
4位 お金を家に入れてくれない(4.0%)
5位 毎日帰りが遅い(3.0%)
5位 会話がない日々が続く(3.0%)
5位 太ってきた(3.0%)
女性の口コミ
1位 喧嘩が増えた
・「うっとうしいから」(28歳女性/学校・教育関連/技術職)
・「昔は許してくれたのに許してくれなくなったなと思うから」(24歳女性/その他/その他)
・「やっぱり喧嘩ばっかりしていたら合わないのかなと思うし、離婚した方がお互いのためなんじゃないかなと思うこともあります」(26歳女性/医療・福祉/専門職)
2位 すぐに怒鳴る
・「怖いから」(25歳女性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「否定ばかりされるようになったから」(34歳女性/学校・教育関連/専門職)
・「怒鳴られるととても不愉快でいらいらするので一緒にいたくなくなります」(33歳女性/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)
3位 家事を手伝ってくれないから
・「最初から家事はお互いにやると決めていたから」(27歳女性/医療・福祉/専門職)
・「全部人任せで腹が立つことがある」(31歳女性/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)
・「自分だけ我慢して仕事も家事もやっていたら奴隷みたい」(29歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
4位 お金を家に入れてくれない
・「生活が立ち行かなくなるので」(29歳女性/印刷・紙パルプ/技術職)
・「出産費用を出そうとしてくれないので、嫌になりそう」(30歳女性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「家に入れるお金を減らしてでも自分のためにお金を使い、内緒でローンを組んでいるので、離婚したいと思うというより具体的に離婚を考えている」(33歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
5位 毎日帰りが遅い
5位 会話がない日々が続く
5位 太ってきた
・「毎日帰りが遅い: 残業代も出ないのに、日付が変わるまで残業したりするので」(31歳女性/食品・飲料/技術職)
・「会話がない日々が続く: 話もまともにできないと、一緒にいる意味がわからなくなる」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「太ってきた: デブは嫌いだから」(24歳女性/金属・鉄鋼・化学/営業職)
離婚率のまとめ
恋愛結婚は離婚率が高い
恋愛結婚の離婚率が高い原因をまとめていくと
- 『好きだから』という気持ちが強くて冷静に結婚生活を想像できない
- 恋愛結婚は『好きだから』という理由なので、冷めてしまうと終わる
- お互いの性格や生活スタイルを知らぬまま結婚してしまう
ことが挙がってきます。
恋愛結婚だと『好きだから』という理由が強くて事前に確認をしなくて結婚してから気付くパターンが多いので離婚率が上がるのです。
婚活で結婚は離婚率が低い
婚活で結婚した場合に離婚率が低いのは
- 『結婚を前提』にお互いのことを知ろうとする
- 結婚生活を想像して無理がないか考える
- お互いが計画的に結婚をしようとする
喧嘩が増えたという理由に関しては一緒に住んでみないと分からない部分もありますが、食事や家事関係、仕事や収入、両親や親戚との不仲に関しては結婚を前提としている相手であれば前もって確認できるでしょう。
最後に
このように婚活をして結婚することが、恋愛結婚よりも離婚率が低いことを紹介してきました。
もちろん『好きだから』という理由で結婚する事は悪い事ではなく、素晴らしい事だと思います。
しかし『好きだから』という理由が逆に、冷静に結婚した後の生活を考えれていない原因になっているとも考えられます。
なので、これから好きな人と結婚する場合には、客観的に将来一緒に過ごす未来を想像してみてはいかがでしょうか?
婚活に関しては、結婚相談所・婚活サイト・婚活パーティーなど様々なジャンルがありますので、興味のある方は婚活の方法について詳しく解説しています。