『恋人にしたいけど結婚相手にしたくない人』や『恋人よりも結婚相手にしたい人』というように、恋愛対象と結婚対象は別物と考える人はきっと多いことでしょう。
それなのに、「結婚しても恋愛を楽しみたい!」や「恋愛の延長線上で結婚を選択する」ような、恋愛と結婚がゴチャ混ぜになっている人はとても危険です。
実際に恋愛と結婚は全く違う関係同士なので、お互いの違いを理解しておかないと間違った判断をしてしまう可能性があります。
そこで今回は、恋愛と結婚について何が違うのか?を明確に紹介ますので、これから結婚について考えている人は参考にしてみてください。
恋愛と結婚の大きな違い
①恋愛は今を楽しむ、結婚は未来を重視する
恋愛は今という時間を楽しむことを重視して行動します。
恋愛中は「今から会いたい!」と思ったら、明日が仕事でも多少無理をして会いに行く場合があるでしょう。
このように、今を楽しむため衝動的に突き動かされる気持ちが恋愛の感情として働いているからです。
一方、結婚というのは未来のことを重視して行動します。
結婚というのは恋愛と違って、今が楽しく無いから会わないなんて選択肢はないのです。
これから数十年と一緒に暮らしていくパートナーですから、「どうしたら上手くいくのか?」「自分に悪いところはなかったのか?」などを考えて話し合う必要があります。
なので、結婚というのは二人の未来を考えて行動しなければならないのです。
②恋愛は刺激を求め、結婚は安心を求める
恋愛は新しい発見や自分の知らない環境に刺激を求める傾向にあります。
刺激を求めるひどい場合は、浮気をしたりする人、ダメな人間を好きになったりする人、不幸な環境に身を置く人などが実際にいます。
これは、恋愛の刺激を勘違いしているパターンで、このような人たちは結婚に向いていないと言えるでしょう。
逆に結婚とは、居心地の良い生活を守り抜くことを優先しますので、夫婦で信頼を壊すようなことは起こしません。
「刺激がないと物足りない」と感じる人もいるかもしれませんが、出産のイベントが起きると「子育てなんて刺激があるよりも安心できる方が良い」と感じる人が圧倒的に多くなるでしょう。
常に刺激を求める人や恋愛を楽しみたい人は、家族を持たない人生の方が楽しくやれる可能性が高いです。
③恋愛は他人の関係、結婚は運命共同体
恋愛は他人同士のお付き合いなので自由な関係です。
お互いを縛るものは全くないので、『浮気をしても』『勝手に別れても』『仕事を辞めて無収入になっても』のように恋愛の関係であれば止める権利もありません。
お付き合いとは二人の勝手なルールで成り立っていて、法的にも他人の関係ですから当たり前と言えます。
結婚すると戸籍上が家族になるので、法的にも誰が見ても立派な家族という関係になります。
例えば、パートナーが頑張って収入を増やしてくれると家族全体がプラスに働きますし、逆にパートナーが不利益な行動をしていると自分にも被害を被ってしまうかもしれません。
なので、結婚は運命共同体という考えで『良いことは良い!悪いことはダメ!』とお互いに認識をしていなければいけません。
④恋愛は休日の娯楽、結婚は日常生活
恋愛は娯楽のように、夢見心地で非日常を楽しむことを好みます。
デートはオシャレなレストランで食事をしたり、綺麗な夜景に行ったりと心が弾む出来事ばかりなので『楽しいイベント』として感じることでしょう。
しかし普通に考えると、恋愛は生活の大半を過ごしている日常を切り離して過ごすものなので楽しく感じて当たり前です。
その一方で結婚は、日常を重ねる生活の全てを過ごしていきます。
なので、何気ない平凡な行動や会話が沢山ありますし、恋愛のような非日常の特別感は皆無に等しいでしょう。
一人で大半を過ごしている日常が結婚をすることで二人以上で過ごすことになります。
ひと時の非日常の楽しみよりも、ずっとある日常の幸せを見つけた方が素敵だと思いませんか?
⑤恋愛は責任がない、結婚は責任がある
恋愛は自分が主体として行動しますので、責任はあまり無いと言えるでしょう。
ケンカをする時によく起きるのが、恋愛は自分を主体に考えてしまうので『責任の押し付け合い』や『自分は悪く無いことを主張し合う』ことに発展してしまいます。
その反面、結婚はパートナーや子供という家族の事を主体に考えて行動しますので、責任があります。
責任があると重く感じる人もいるかもしれませんが、男性が結婚するメリットでもあるように『人間性が成長したり』『出世に影響したり』『世間体が良くなったり』と程よい責任感はプラスの力に変換してくれます。
⑥恋愛は幸せ気分を味わうもの、結婚は幸せを生み出すもの
恋愛は幸せな気分を味わおうとするのです。
なので『自分がどうした幸せになれるか?』を考えて行動するので、幸せになれる場所や体験を味わおうとします。
一方で結婚では幸せを生み出そうと考えて行動します。
例えば『家族がどうしたら幸せになれるか?』を考えて行動しますので、自ら幸せを生み出せるように努力するのです。
⑦恋愛は求め合うもの、結婚は支え合うもの
恋愛はお互いを求め合う事で成り立っています。
『こんな事をしてほしい』『こんな物がほしい』のように、自分が欲しいものを相手から求めることが恋愛の特徴です。
逆に結婚はお互いを支え合うことで成り立ちます。
なので『こうしたら嬉しいだろう』『こうされたら助かるだろう』と、相手のことを考えて行動を起こそうとするのです。
相手を思いやる気持ちがある人は、結婚に向いているでしょう。
⑧恋愛は本人同士、結婚は家族と親戚の付き合い
恋愛は自分と相手の二人で関係を築いていきます。
あまり縛られることがないので、自由気ままに過ごせることが楽と感じる人も多いでしょう。
その反面、結婚はお互いの家族と親戚を交えて関係を築いていきます。
挨拶回りや行事に参加することが『面倒臭い』『苦手』と思う人もいると思いますが、支え合える親族が増えるということは、これからの生活が心強いものになるはずです。
どうしても親戚付き合いが苦手と思っている人は
- 年賀状を送る
- お祝い事があれば何か贈る
- 子供がいれば、子供から仲良くなる
この3つからで良いので、頑張って実践してみましょう。
⑨恋愛は不安との戦い、結婚は不満との戦い
恋愛は相手に対する不安を感じながら過ごします。
例えば『浮気をしているのか?』『フラれないか?』『結婚を考えているのか?』など、考えてしまうとキリがないほど相手に対して不安募ります。
一方で結婚では恋愛のように不安はないけれども、一緒に生活をしていて不満を感じることはあります。
日常を共に過ごすので『頼んだ事ができてなかったり』『違う反応が返ってきたり』など、自分の思っていることと違う場合に不満を感じてしまいます。
しかし、不満を感じてしまうのもしっかりとした信頼関係がお互いに築けているからでしょう。
⑩恋愛はお互いを見つめ合い、結婚は同じ方向を見る
恋愛はお互いのことを見つめ合う特徴があります。
恋愛の漫画やドラマを観ると、まさに見つめ合っている状況が目に浮かびますよね。
なので、『恋愛中は周りが見えなくなってしまう』というのも当てはまるような気がします。
そして結婚は、二人で同じ方向を目指す関係で『山で例えると二人が一緒に同じ方向で登っていく』ようなイメージです。
その過程で辛いことやケンカもあると思いますが、同じ方向を向いている同士だから助け合いや支え合いができるのでしょう。
まとめ
恋愛と結婚は別物という事を紹介してきました。
この二つをごちゃ混ぜにして考えてしまうと、結婚後が危険な状態になるので注意が必要です。
「結婚ができない人」とは、”恋愛しかできない人”のことなんです。
「結婚しても別れてしまう人」も、”恋愛をしていたい人”のことなんです。
こんな言葉がありますが、あなたは『結婚をしたいのか?』『恋愛をしたいのか?』を自分自身に問いかけてハッキリさせておきましょう。
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